戦国時代といえども、さすがに女性がいくさの前面に出て戦うということはめったにありません
しかし、血を見るのも怖い!と恐れるようなことは言っていられませんでした
おあむは石田三成の家臣の娘で、慶長5年の関ヶ原の戦いのおり、石田方の大垣城に入ります。そこで待ちかまえていたのは味方の獲ってきた敵方武将の首の処理
戦後の恩賞のため少しでも綺麗に見栄え良く化粧することが求められました。
しかし凄まじいのはこれから、おあむは目の前で実弟が射殺され、冷たくなっていくのを目の当たりにします
また、闇に紛れて城から逃げる際には身重の母親が急に産気づき田んぼの水を産湯代わりに妹を出産。すぐに父親が母親を肩にかけて落ち延びていきます
おあむの語りの言葉に、凄まじいまでの戦国の世の実像が感じとれます
「みかたへ、とった首を、天守へあつめられて、札をつけて覚えおき、さいさい、くびにおはぐろを付ておじゃる・・・くびもこはいものではあらない。その首どもの血くさき中に、寝たことでおじゃった。」
(資料参考)
戦国時代は戦国武将だけでなく民の全ての人達が戦という世の中と闘っていた
今の時代は幸せなんだと思わないといけないですね
読んで頂きまして有難う御座います😊