以前に現地まで行って島左近の謎に迫ってきました
場所は滋賀県長浜市余呉 奥川並です
島左近と言えば 関ヶ原の戦いでは遺体は見つかっていない
逃げたのでは？と、言われてます
左近は関ヶ原から滋賀の余呉まで逃げ そして奥川並と言われる集落に落ち延びたのです
この集落は すごく山奥で 元は美濃の住民が奥川並に住み着いた事が始まりでした
奥川並から美濃への抜け道がある事から昔から行き来していたと言われています
昔から そこの村だけは離村で 滋賀の余呉辺りの集落との関わりはあまり無かったとされております
多分その事もあり 左近はそこへ逃げ込んだと思われます
奥川並の村人は 関ヶ原から逃げてきた武将は よく知ってはいなかったみたいだが 話を聞いたら 名のある武将だと言う事で 匿う事にしました
最初は敵に見つかるといけないからと殿隠しの洞に左近を隠し そこへ食べ物を運んでいたそうです
安全と分かると 左近の為に島屋敷を作り住まわせたと言われています
左近は村人たちの恩義に感激したが今は何も報いることが出来ないため村の主な者に島姓を名乗ることを許したそうです
これにより上島 中島 生島などと「島」の字を用いた名字を名乗るようになったと言われています
そして奥川並の裏山を島林と呼ぶようになりました
ですが！其の後 奥川並だけは彦根藩主 井伊氏の直轄地となり彦根藩より検分に行くとの通告がもたらされました
井伊氏は徳川家の重臣であり もしこの村で左近が匿われていたと判ればどんな事が起こるのか 村人達は集まり相談したが妙案は浮かばなかった…
村人たちは背に腹は代えられず ついに左近を殺すことにします
そしてある夜 村人数人で左近の寝込みを襲い左近を殺してしまったのです
村人たちは左近の家も焼き払い左近に関するものはすべて村から抹消します そして左近についてはどのようなことがあっても誰から尋ねられても絶対に口外しないと厳しく申し合わせたのだと言われております
ですが！ここで話は終わりではありません
元奥川並に住んでいた方に話を聞く事ができました 昭和44年まで奥川並に住んでた野村さんです 今は村ごと住民が片岡に移ったので 片岡まで行き話を聞いてきました
野村さん曰く 島左近が奥川並に匿われいた話は昔から代々受け継がれてきていたと そして島屋敷は確かに有って建物は無いが今もなお石垣とかが残ってるとの事 殿隠しの洞に関しては ちょっとわからないと言われました でもあると思うとも言われました
私が「左近は村人に殺されるたのですか？」と、聞いたところ 野村さんは「そうだと聞いておるが 逃したとも言われている」と、おっしゃいました 私が知る限りでは 奥川並で 左近の話が井伊の耳に入っており 村の者が「左近は始末しました」と嘘をついて逃がしたと
奥川並から美濃の川上に抜け 奥三河を経て秋葉街道そして天竜川を下って静岡の天竜市にたどり着いた
また島左近の末裔と思われる方が現在 静岡県天竜市におり この話は天竜市の言い伝えになっているそうです
そう 話の続きは 更に逃げてるって事なんです
ですが その話については 今の村の人も 昔の事だから と、言われます
私は逃げた方の話を信じたいですけどね
奥川並は今は廃村です ダム工事の為通行止めになってました＿|￣|○💦
奥川並から6キロ手前の菅並村でも話を聞きました
今は ここが最終集落です
やはり菅並村でも島左近の話は知っていらっしゃいました
昔から この話がここにあるという事は信憑性が少なからず有るという事になります
役場の人から聞いたのですが奥川並に住んでた白鷺さんて方が その事を調べていたが 今は亡くなられたそうで聞く事は出来ませんでした その方がおっしゃってた話では 村人は 左近を逃したという話だったそうです
歴史はこうである！と、言い切れないが
さて、真実はいかに！
長々となりましたが 読んで頂きまして有難うございました😊
余呉の役場にて聞く
奥川並に抜けるトンネル
もう一つの奥川並に抜ける道、通行止めやった
菅沼に住む人に現地取材
昔奥川並に住んでいた野村さん
野村さん宅にある奥川並の昔の写真
